ワンコ絵 一句
塗り重ね
塗り重ねても
見えぬ 頂き(いただき)

人と会話をするとき
相手の目を見て話し、
相手の方が何を言いたいのかを
言葉と共に目を見て深く知ろうとします
同じ様に
依頼されたワンコの絵を描くとき
その子の写真を見て
その子の何かを感じ取ろうとして描きます
「そう、、お母さんが好きなんだね」
「あれ? お腹がすいてるのかな・」
そんな事を心でつぶやきながら その子の写真と向き合います
そして、、 その子の訴えている目を塗っていきます
しかし、、
どの色を塗っても 単色ではその子の心がこもった目になりません
そこで 透明水彩絵の具の特性を頼りに
何度も、、何度も 違う色を塗り重ねます

そうしていたら、、
ある時 突然
会話が出来そうな目になります
良かった♪
そう思って筆を収めるのですが
その絵を送り出した後
撮影した絵を見ていると
「あ~ やっぱり 本当の目より訴える目の力が足りない」
そんな悲しさが沸き上がります
上手でなくても良い
身体は下手でも良い
目が、
ものを言うように 描きたい
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