金沢で”鰤”は特別な存在
昨日の晩御飯のおかずに
デッカイ”天然のブリカマ”を奥さんが焼いてくれました

最近は養殖物が多いので
久しぶりに食べた天然ものは 美味しかった♪
そうそう、、
鰤といえば
鰤は昔から金沢では特別な存在です
娘を嫁がせた年の暮れに
両親が10Kg以上(年末のプレミア料金10万円)の鰤を1匹持って、
嫁ぎ先の家の親御さんに挨拶に行きます
すると
嫁ぎ先の家で その鰤を捌いて
半身を持ってきてくれた親御さんにお返しします
これを 「鰤の”半返し”」と呼びます
金沢で”倍返し”はいけません
”半返し”が 本当です
これは古くからの習わしで
鰤は出世魚
大くきなるごとに こぞくら、、ふくらぎ、、ガンド、、鰤と 名前が変わるので
娘の旦那が出世しますように、、という願い
(プレッシャーを与える)
でも これを1匹捌ける家庭は多くありません
受け取った家では大騒ぎ
持ってきてくれた方を応接間で接待している間に
他の家族が近所の魚屋さんに行き
鰤を捌いてもらいます
半身をお返し用に、
残りの半身を何割かを 魚屋さんへの手間賃代わりに置いてきます
つまり、、
実質的に残るのは 3分の1ほどになってしまいます
でも
ふるくからの金沢の習わし
これからも残してほしいです (*^_^*)
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