ご先祖様の地は金沢伝説の地
昨日は 父方のご先祖様のお墓参りでした
金沢、、と言っても かなりの郊外
ほぼ富山県との県境にあります
早朝 4時半に家を出ます
5時に まずやって来たのは

最初の目的地
今泉町
ここには父の妹さん(11人兄弟の11番目)の嫁ぎ先
今はもう 極楽に住んでいらっしゃいます
このお宮さんの左の細い道を上った所に家があります

小学生の頃
一人でバスに乗ったり自転車にのって
夏休みの数日間 お泊りに来たものです
従弟と一緒にため池で釣りをしたり
竹を切って弓矢を作って遊んでいました
ここの集落の墓地でお墓参りを済ませ
次に向かったのは
父方の実家のあった場所

山と谷が織りなす
素敵な景色が広がります
地名は 南千石(みなみせんごく)

ここが
祖母の住んでいた場所で
家は残っていませんが
従弟が時々やってきて
畑にして野菜を育てています

(この がけ下です)
当時もそうでしたが
今でもバスは
金沢駅行きが 平日の朝2本 土日は1本だけ

ここで ご先祖様にご挨拶を致します
最後にやって来たのは
向いの谷を越えた場所にある
船尾(ふねのお)

ここには 父の姉の嫁ぎ先がありました
この小さな川を渡って
細い道を上った所にあります

この辺りの町は
昔と変わらず 今でも数件の家しかありません
南千石、 北千石、 俵原町、 船尾、、

でも
この地には 素敵な伝説があります
むかしむかし、、
この地に嫁いできたお嫁さんが
姑さんに毎日 いじめられていました
ある日
姑さんがお嫁さんに向かって こう言いました
「この豆を植えて育てなさい 見事育ったら 褒めてあげます」
(じつは この豆 茹でた豆で 育つわけがありません)
それでも この豆を受け取ったお嫁さんは
土に埋め 毎日、毎日 一生懸命育てました
すると、、
なんという事でしょう
豆の木は芽を出し
ぐんぐんと伸び、、
南に延びた枝に 千石
北に延びた枝にも千石
たわわに豆を実らせました
村人が総出で豆を収穫し、
俵原の集落で 俵を編み
豆を詰めて 船尾(ふねのお)の川に船を着け
その豆を運んで 近隣の集落が潤った、、
この辺り一帯に枝を広げた豆の木 壮大なお話です
そんな伝説が
この 南千石、北千石、俵原、船尾に 残っています
なんともはや 痛快な伝説です
自分が生きてる限り
この地で お墓参りを続けるつもりです
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