父の終戦
今日は終戦記念日
そこで
今日は自分の父親が
少しだけ語ってくれた戦争のお話です
父は田舎の小さな村で育ちました
11人兄弟の10番目として育ちました

戦争が激しさを増した頃
父に赤紙(召集令状)が来ました
その頃 上の子は家族を守り
下の子は 戦地に行って国と家族を守る、、
そんな考えの人がほとんどだったそうです

父は視力が良くて器用だったようです
なので
隼戦闘隊に入る事になりました

この飛行機ですが

(写真はネットからお借りしました)
父の役割は
この戦闘機を改良して軽くし
機関銃などの戦闘用の武器を全部外し
本来は一人乗りの機体ですが
無理やり二人乗りにして乗り込み
敵の基地を偵察する事でした
父はカメラを持ち 敵の陣地を撮影して
情報を持ち帰る事が役目でした
敵基地から飛び立つ戦闘機から逃げ延び
命からがら カメラとフイルムを持ち帰る
そんな毎日だったようです
8月15日に終戦を迎えましたが
そこからが本当の闘いのようだったと父は言いました
周り中の人が日本人を見つけると
襲い掛かってきたそうです
クワやカマで切りつけ
石をぶつけてくる人々
そんな中を
昼はどこかに隠れて夜に逃げる
そんな日々が長く続き
日本に帰ってこれたのは
終戦から かなり後だったそうです
なので 父の終戦は8月15日では無かったようです
あまり戦争のことは話さなかった父
そして
あまり聞きもしなかった自分、、
今にして思えば
父が生きている内に
もっと聞いておけば良かった
そう思います
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